March.22.2019
1973年,愛知県に生まれました
(262安打),
プロ野球における
通算安打世界記録保持者
ギネス世界記録に認定),
最多試合出場記録保持者です
昨日、
日米通算28年の現役生活に
終止符を打たれました
本日は,この「元イチロー」選手の
名言のいくつかをご紹介したいと思います
※本記事では昨日の会見でご本人が
一人称で用いられていましたことから,
「元イチロー」選手とお呼び致します
(英文拙訳)
まずは,
昨夜の引退記者会見の一言からです
監督は絶対ないんですよ
これには「絶対」がつきます
人望ないですから
I will never be a head coach.
This must be expressed with ‘never’.
This is because
I’m not an attractive person.
とても力強くこう仰っていたのを聞いて,
内心,ホッとしたのは
小生だけでしょうか?
「元イチロー」選手は,
ある種サッカー元日本代表の
中田英寿氏のメンタリティに
とても通じるものがあると,
極私的に思っているからこその
感慨でした
以降,
個人的に大好きなフレーズを
列挙させて頂きますと…
特別なことをするために
特別なことをするのではない。
特別なことをするために
普段どおりの当たり前のことをする。
I don’t do something special
to do it;
I do something usual and natural
to do something special.
これなどは,
現レアル・マドリード監督の
ジダン氏が,
練習の大半をリフティングしかしなかった
ことを思い起こさせます
千里の道も一歩から
ある意味で東洋の誇りとも言うべき
哲学的態度の実践をアメリカで貫き,
結果を残した方です
夢を掴むことというのは
一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます。
You can’t realize your dream
immediately.
It is by piling up tiny things
that you can express
your unbelievable power some day.
「元イチロー」選手の
ストイックな姿勢が露骨に現れています
一言がありました
準備というのは、
言い訳の材料となり得るものを
排除していく、
そのために考え得るすべてのことを
こなしていくことです。
Preparation is to exclude
what can be materials for me
to excuse myself, and to do so,
to deal with all I can think of.
その一方で,
「秘すれば花」
の美学もありました
進化するときっていうのは、
カタチはあんまり変わらない。
だけど、見えないところが変わっている。
それがほんとの進化じゃないですかね。
When I evolve,
my form doesn’t change very much,
while something invisible has changed;
that may be my real evolution, mayn’t it?
彼のマスコミ嫌いは
日本にいた時から相当有名でしたが,
その理由とも思えます
端的なことばもありました
成績は出ているから
今の自分でいいんだ、
という評価を自分で
してしまっていたら、
今の自分はない。
If I had evaluated myself okay
because I made it,
I couldn’t be what I am.
だから…
自分のしたことに人が評価を下す、
それは自由ですけれども、
それによって、
自分が惑わされたくないのです。
Others can be free to evaluate
what I did,
but I don’t want to be disturbed
by that.
心身共に,もはや
修行僧の如き存在の「元イチロー」選手も,
当然様々なスランプに陥ってきました
その中でも彼は
壁というのは、
できる人にしかやってこない。
超えられる可能性がある人にしか
やってこない。
だから、壁がある時は
チャンスだと思っている。
The barriers just come to
those who are able,
or those who are able
to overcome them;
so, when I have one,
I think I’ve got an opportunity.
本心で,
心底このように思い続けていた
からこその,
あの大記録の数々だったのでしょう
もう,
改めて二の句を告げるのも
厭わしくなってきました
そのことばのすべてに
基調低音の如く一貫しているもの,
「元イチロー」選手を
発光させてきた光源,
太陽のようなことばが,
眩しすぎて失明しそうです
自分自身が何をしたいのかを、
忘れてはいけません。
what you want to do yourself.
…もう勘弁して下さいませ…
それでは,このへんで