April.6.2018
大谷翔平選手,いきなり大リーグでやりました!
2試合連続ホームランだなんて…
しかも,日本では見慣れたあの美しいフォームで…
全く個人的印象なのですが,
あの松井秀喜さんの記録を
上回る結果になりそうな気もします
小生は普段もっぱら
ラグビー,バスケ,サッカー観戦派なのですが,
今回でまた,大リーグ観戦が加わりそうです
なんといっても大谷選手のあの「ぶれなさ」は,
素人目に見てもただ者じゃないことが
すぐにわかる風格があります
あの風格を出すには,
ただ単に練習だけしていては出せないはずの,
メンタルコントロール術があるはずです
それを探るべく,本日は大谷選手の
名言のいくつかをご紹介したいと思います
(英文拙訳)
まずは,大谷選手の好きな時代は…
特に幕末が好きですね。…
『革命』や『維新』というものに惹かれるんです
Especially, I like the last Edo period...
I’m attracted by ‘revolution’ or ‘innovation’
やはり,野球界に「革命」を起こしたいのですね!
有言実行なところが素晴らしいの一言です
今でこそ「二刀流」は認知されていますが,
もちろん当初は相当な風あたりがありました
ですが,そのかわし方は「大谷流」でした
言いたい人には言わせておけばいいし、
自分がしっかりやっていれば
それでいいのかなと思っていました
I have thought
it is OK to let those who want to say say
and I have only to do hard.
あの甘いマスクに優しい語り口,
なのに,この芯の強さ…
確かあの野茂英雄さんも
相当なバッシングを受けた中での単身渡米でしたが,
同様のことを仰っていたと記憶しています
では大谷選手の「二刀流」の具体的イメージは?
ピッチャーはゲームを作れる。
バッターはゲームを決められる。
The pitcher can make the game;
the butter can decide the game
つまり1人でゲームを作って決めてるんですね!
まさしくその通りですが…
栗山監督の指導のもと,実際に
どういった気持ちで二刀流を続けていたのでしょう?
(二刀流が)駄目だったら終わるっていう、
ただそれだけの簡単なことだったので。
I fail it, that’s all;
it’s so simple.
ああ,どこまで淡々としていられるのですか!
しかも自分で現に
イメージした通りに実現しているのですから…
やはりこうしたシンプルなものの考え方が
自然とできているから,
マウンドでもバッターボックスでも,
余分な迷い=雑念を持たずに
集中できているのでしょう
さらに大谷選手は,自分を鼓舞するべく,
究極のヴィジョンを持っています
誰もやったことがないようなことをやりたい
I want to do what nobody was able to do.
もうやりはじめてますよ…
でも,あの穏やかな表情の裏で,
極め付けの野心も持ってるわけですね
さらにここからが常人とは違う発想です
自分はここまでしかできないのかなと、
憶測だけで制限をかけてしまうのは
ムダなことだと思います
I think it is wasteful
to limit my ability only with imagination,
wondering if I cannot do more.
自分の限界設定をしてしまう癖がつくと,
気づけば限界値をどんどん自分で
低めてしまうことになりかねません
雪山にスキー板に乗って立っている時に,
上へ上へと意識できなければ,
ズルズル下降する一方のようなものです
大谷選手は「憶測だけで」限界づけることのムダさに
気づいているのです
これはあの,マイケル・ジョーダンの名言とパラレルです
そして大谷選手は,当然のごとく
自分に対する厳しさも当然お持ちです
悪い時にどうするかというのが一番大事なので、
そこが課題ですね
What is the most important is what to do
when I cannot make it; that’s my task.
いい時は満足感だけが残り,
新たに学ぶことはありません
悪い時というのは最も学びがある時で,
そこから教訓を得て,
生かすべくフィードバック出来て初めて,
前進がありえます
こうした様々な紆余曲折を経て,この度晴れて
幼少期からの夢であった,
メジャーリーグデビューを果たしたわけですが…
自分に対する不安がなくなって、
相手を抑えるためにどうすればいいのか
というところに集中できるようになったんです
I have got to concentrate on
how to suppress the opponent,
as my anxiety of myself has disappeared.
あれだけの結果を出してきたのですから,
不安はもうないのですね…
あるいは,不安がなくなったから,
あれだけの結果が出せたのか…
間違いなく言えますことは,
大谷選手にとっては
正のスパイラルになっている,ということです
だからこそ,果敢に次のレベルへの挑戦ができます
もしかしたらできるかもしれない。
もしかしたらできないかもしれない。
その際の部分に挑戦したい
I can make it if possible,
I cannot make it if not possible.
I want to try on the verge.
ここでプラスマイナス両面をしっかりと把握し,
そこの「際」に自分から挑みたいとする具体性が,
やはり大物ぶりを表しています
先ほどもおっしゃっていた通り,
「限界」設定はまだされていません
今の僕の体は、まだ最低基準にも達してない
と思っています。
I think my body now has not reached
the least level yet.
もはやメジャーリーグでも,
ひけを取らないじゃないですか!
と言いたくなりますが,
ご本人の理想像がさらに上を目指して
設定されてある,ということです
まだ23歳ですから…
高校生三年生の時にすでに160km/hを出していた
大谷選手は,日本記録の165km/hも出しました
現在は171km/hの世界記録を超える目標を
立てているのだとか…
当然調子がいい時のコントロールも抜群です
でもあれほどの豪速球を,
力まずに投げているとおっしゃっています
どこに向かって投げているのでしょう?
全部、真ん中めがけて投げています。
I throw all of my balls to the very middle.
全部…みんな打てないですもんね…
でもアメリカでも
すでにホームランも打たれてますが…
いい時はいい、悪い時は悪い。
そういう割り切りも大事かなと。
Sometimes it is good, and sometimes it is bad;
to think so clearly is also important, I think.
ひええ…
とにかく体も,ことばも,意志力も,
全てが超一流です!
それでは,このへんで