tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

英語の名言:どんな洗練された大人の中にも,外に出たくてしょうがない小さな子どもがいる(ウォルト・ディズニー)

f:id:tsuputon7:20180204125428j:plain

                                                       

                   Feb.4.2018

 

 

ウォルト・ディズニーは,

1901年アメリカのシカゴ生まれの

アニメーター・実業家です

 

言わずと知れたディズニーランドの創設者であり,

ミッキーマウスの生みの親です

 

小生の学生時代の知人が,

東京ディズニーランドでアルバイトをしている人でした

いろいろなお話しを聞きました

避難経路にまでディズニーキャラクターの絵が

びっしり描かれているそうです

夢の国だから,  避難するときでさえも

夢を壊してはいけないからだとのこと…

スタッフさん方は2週間に1回

避難訓練をしているので,

みんな慣れっこらしいですが

 

ディズニーランドには鳩や雀はいても

カラスはいません

開園当初から,

カラスよけの高周波設備があるらしいんですが,

たまたまそれが10代・20代の女性が

高ぶる音だったとか…

 

ともかく,

本場アメリカのディズニーランドよりも,

東京ディズニーランドの方が集客数が上回っており,

「世界的娯楽施設」となっています

 

本日はこの,史上最大のエンターテイメントを

実現しましたウォルト・ディズニー

名言をいくつかご紹介したいと思います

 

 

f:id:tsuputon7:20180204123327j:plain

f:id:tsuputon7:20180204123836j:plain

 

 

まず,「夢」についてのコメントです

 

    If you can dream it,

    you can do it.

    夢見ることができれば,

    それは実現できる。

 

端的明瞭なポジティブさです

 また,次のようにも展開しています

 

    Laughter is timeless.

    Imagination has no age.

    And dreams are forever.

    笑い声は時代を超え,

    想像力は年を取らない。

    そして夢は永遠だ。

 

笑い,想像力,夢,

これらはウォルトにとって

時間を超越した究極的価値を持つもの

だったのでしょう

 

ですが,「夢物語」だけでは,

エンターテイメントは成り立ちません

ウォルトの夢を具体的に実現するための哲学は,

次のことばに集約されています

 

The special secret of making dreams come true

can be summarized in four C’s.

They are

Curiosity, Confidence, Courage, and Constancy.

 夢をかなえる秘訣は4つの「C」に集約される。

それは「好奇心」「自信」「勇気」そして「継続」だ。

 

自分が夢を持った時に,

まず好奇心を育て,

その夢が必ず実現できるんだと自信を持ち,

現実世界にその夢を表現すべく勇気を出し,

その状態を継続して続けていく…

 

確かにこの4つが揃えばスキはなさそうです!

 

f:id:tsuputon7:20180204123411j:plain

 

 

とは言え,  

現実世界に自分の夢をもたらそうとしても,

いろいろな社会的制約があったり,

身近な人からの同意さえ得られなかったり,

挫折に至る要因はあちこちにあり得ます

 

そうした時にもウォルトは,

このように励ましてくれます

 

All our dreams can come true,

if we have the courage to pursue them.

I only hope that we don’t lose sight of one thing –

that it was all started by a mouse.

 

すべての夢は実現できる,

夢を求め続ける勇気さえあれば。

ひとつだけ見失わないで欲しいと切に願う,

すべて一匹のねずみから始まったということを。

 

かつてはヨーロッパでベストを伝染させる原因として,

ネズミは駆除され続けてきました

ある意味で生き物の中で一番迷惑だったネズミ…

そうしたネズミでも,ヒーローになれる夢の国

 

ウォルトのそうした欧米の歴史を背負った深い思いが,

国境越えて世界に通じる

普遍的なエンターテイメントを実現したのです

 

f:id:tsuputon7:20180204123505j:plain

 

 

ウォルトの仕事に対するひたむきさは

よく知られています

 

  When we go into that new project,

  we believe in it all the way.

  We have confidence in our ability to do it right.

  And we work hard to do the best possible job.

  新しいプロジェクトをひとたびやると決めたら,

  とことん信じ込むんだ。

  うまくやる能力があると信じるんだ。

  そして可能な限り最高の仕事を懸命にするんだ。

 

自信を持ってものごとに取り組む

やると決めたら必ずできると考える

そして自分のありとあらゆる力を振り絞って,

最高の結果を出す

 

このシンプルな信念こそがウォルトの

夢を実現する成功哲学となっています

 

 

ただ,  どんなに自信がある人でも,

できないことや知らないこと,  

不可能なことがあるはずです

そうしたときのウォルトの知恵は… 

 

  All you’ve got to do

  is own up to your ignorance honestly,

  and you’ll find people

  who are eager to fill your head with information.

  正直に自分の無知を認めさえすればいい,

  そうすれば、必ず熱心にあなたの頭を

  情報でいっぱいにしてくれる人が現れる。

 

ソクラテス無知の知にも通底する

謙虚な姿勢です

もっとも,  

ソクラテスは真理の追求で,

ウォルトは夢の追求ですので,

違いもありますが… 

 

あの,全然知らないから教えて欲しいんですけれど…

と言われて,  嫌な気がする人はほぼいないでしょう

自分が持ってる知識を

目の前の人がたまたま思っていないとしたときに,

時間的・心理的余裕さえあれば,:

できるだけ教えてあげようと思うのが

人情というものです

むしろ相手が遠慮したくなるほど,

過剰なまでに教えたくなったりもしますが… 

 

 

f:id:tsuputon7:20180204125455j:plain

 

 

 

もちろん,  ウォルトも様々な想像を絶する困難に

立ち向かってきたことでしょう

このようなことばを残すくらいですから… 

 

    The past can hurt.

    But the way I see it,

    you can either run from it,

    or learn from it.

    過去に傷つけられることもあるだろう。

    でも私が思うに,

    そこから逃げ出すこともできるが,

    そこから学ぶこともできる。

 

誰しもいわゆる「トラウマ」を抱えているものです

ですがそのトラウマを単なる傷とだけ捉え続け,

繰り返し繰り返しネガティブな思いを生む源

とすることもできるでしょうけれども,

それを直視し,むしろ

それが自分にしかできなかった貴重な体験だ

と位に思って,何か学べることがあるのではないか

と考え直す姿勢は,

とても自分が強くなるきっかけを

与えてくれるものだと思います

 

ウォルトはまた,  

逆境についてもコメントしています

 

    The flower that blooms in adversity

    is the rarest and most beautiful of all.

    逆境の中で咲く花は,

    どの花よりも希少で美しい。

 

こういう強さを

ウォルトの心の中で支え続けたものはやはり

「永遠の子ども」でした

 

    Inside every sophisticated grownup adult

    is a little kid just dying to get out.

    どんな洗練された大人の中にも,

    外に出たくてしょうがない小さな子どもがいる。

 

それでは,このへんで

ごきげんよう

 

f:id:tsuputon7:20180204123739j:plain