tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

英語で名言を:孤独であって、充実している、そういうのが人間だ。 (岡本太郎)

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                                       Sep.24.2018

 

 

小生は折に触れ,

岡本太郎さんから

心身ともに限りないエネルギーを

いただいてきました

 

幼少期からの不思議なご縁もあり,

人間岡本太郎にどれほど

影響を受けてきたかもわかりません

 

改めて注釈を施す必要など

ありませんが,

あえて小生の「感想」とともに,

本日は岡本太郎さんの

名言のいくつかをご紹介したいと思います

(英文拙訳)

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岡本太郎記念美術館の入り口

 

 

まずは,

人生に「命を賭ける」

ことからです

 

人生に命を賭けていないんだ。

だから、

とかくただの傍観者になってしまう。

You don’t bet your being

to your life;

you are likely to be an observer.

 

日々の悩みやストレスに苛まれ,

気づけば何もしていない自分がいる

 

そうしたときに,

さらに無益な思考が

頭をよぎります

ですが,太郎さんによると

それは命をかけてないからだ

ということになります

 

では太郎さんは,

日々をどのような思いで

送っておられたのでしょうか?

 

生きる日のよろこび、悲しみ。

一日一日が新しい彩りをもって

息づいている。

Joy and sorrow

of the day of living;

each day is breathing,

having its own colors

 

毎日,

このような新鮮な気分であれば,

必然的に元気が湧いてきます 

 

眼の前にはいつも、

なんにもない。

ただ前に向かって身心をぶつけて挑む

瞬間、瞬間があるだけ。

There is always nothing before me;

just a moment, a moment

to try to go ahead

and crash my body and mind.

 

 

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 盟友ピカソと共に

 

 

太郎さんにとって「成功」とは,

世間的な意味でのものでは

ありませんでした

 

挑戦した不成功者には、

再挑戦者としての

新しい輝きが約束されるだろうが、

挑戦を避けたまま

オリてしまったやつには

新しい人生などはない。

Not a success who has tried

may be promised

to get a new brilliance

as a challenger again; however,

those who have given up,

avoiding challenges

can’t have new life.

 

挑戦した不成功者は

再挑戦者である

なんと励まされる一言でしょう! 

 

太郎さんのこうした「念」は

作品のひとつひとつにも

込められていました

と言うよりも,

作品を作る前から,

太郎さんの心の中に強くエネルギー

として,具体的に存在していたのです

 

自分が何をやりたいか、

何を伝えたいかが分かっていたら、

技術は後からついてくる。

If you know what you want

to do and tell,

the skill will follow you.

 

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太郎さんがアイデンティティーは,

もはや無限大でした

 

宇宙的ではなく

宇宙なんだ。

I’m not universal;

I am the universe.

 

そして,かの有名な一言は,

そのアイデンティティーの

根源的エネルギーを

端的明瞭に示したものでした

 

全生命が瞬間に開ききること。

それが爆発だ。

All of life open up in a moment:

that’s an explosion.

 

ですから,太郎さんは,

どんな弱者に対しても,

優しい強烈な声かけをしています

 

人間は精神が拡がるときと、

とじこもるときが必ずある。

強烈にとじこもりがちな人ほど

逆にひろがるときがくる。

We humans must have

both of the times

when to spread the spirit

and to close it;

the more intensely

you tend to close yourself,

the more opportunities you can get

to enlarge yourself.

 

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太郎さんは,

自分の進路で二者選択するときに,

必ず危ない方を取った,

と仰っていました

 

危険だ、という道は必ず、

自分の行きたい道なのだ。

The ‘dangerous’ way

must be the one

you want to walk along.

 

そのためには,

爆発するエネルギーのままに,

哲学的反省がなければなりません

 

自分の姿をありのまま直視する、

それは強さだ。

To watch yourself as you are:

that’s your strength.

 

と言いますのも…

 

壁は自分自身だ。

The wall is you yourself.

 

 

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太郎さんご自身が

そうだったそうですが,

まず行動することから

全てが始まる,

と考えておられました

 

なんでもいいから、

まずやってみる。

それだけなんだよ。

First, do it,

whatever it may be;

that’s all.

 

こうした意識ですから,

当然ながら,

喜怒哀楽全てを強烈に

感じ続けられました

 

人生は意義ある悲劇だ。

それで美しいのだ。

生き甲斐がある。

Life is a significant tragedy,

which makes it beautiful,

worth living.

 

そして,

人は独りで生まれ,

独りで成長し,

独りで去っていく

 

そうした自分自身を

直視することからこそ,

無条件のエネルギーが得られる

 

太郎さんが自らを

「太陽」になぞらえておられた

理由が,ここにあります 

 

孤独であって、

充実している、

そういうのが人間だ。

Being alone and fulfilled;

that’s a human being.

 

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