Nov.29.2017
マハ一トマ一・ ガンジーはたった1人で抗議運動を始め,
大英帝国からのインド独立を実現した大偉人です
あのダライラマ14世が尊敬する人として真っ先に挙げ
何度となく言及するのがマハートマー・ガンジーです
なぜ彼がそこまで偉大なのか
全く以てほんのほんのほんの少しですが,
彼の残した名言の中から多少なりとも
彼の思想がうかがえる哲学を
ご紹介したいと思います
まずは次の鮮烈な一言…
Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever.
まさしく明日死ぬかのように生きよ
永遠に生きるかのように学べ
この「まさしく明日死ぬかのように」という言い方は
数多くの偉人たちが残した名言に見られるものです
例えば以前ご紹介しましたスティーブ・ジョブズは
スタンフォード大学卒業式での名スピーチによりおいて,
次のように締めくくりました
If today were the last day of my life,
would I want to do
what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だったら,
まさしく今日自分がやろうとしていることを
やりたいのだろうか?
自らの与えられた生を最大限活用するには
考えてみれば今日や今という時間を
最大限活用することから始めないと何も始まりません
明日は来ないのですから
明日は来てしまえば今日ですから
あまりにも当たり前なこうしたことに
気づけば様々な煩悩にさいなまれ
気を散らされて無為な１日を送り
眠りについてしまう
そうした凡人の日常性を即座に破壊する
両者の痛烈な至言です
時間・労力・エネルギーすべては
まさしくこうした意識を持続し続けなければ
実現できないとてつもないものだったのでしょう
ただ小生のような凡人には
アンニュイ気持ちになっているときに
何かのきっかけでこの言葉に触れると
一気に何かしなければと思えてきます
そして「永遠に生きるかのように学べ」
学びは一生ではなく永遠のものです
肉体が滅んでとしてもガンジーのこの言葉は
立派に生き続け
後世を生きている子孫たちに
こうして絶大なる影響力を持ち続けられます
ミームは私たちの脳を使っているだけですから
続きましては,
ガンジーの名言中の名言と言われるメッセージです
Non-violence is the greatest force
at the disposal of mankind.
It is mightier
than the mightiest weapon of destruction
devised by the ingenuity of man.
非暴力は人類の意のままになる最大の武器である
人が独創性によって考案した
最強の破壊武器よりも強い力を持つ
ダライラマ14世がご自分の言葉としても
非暴力・不服従
をことあるごとに掲げられています
その源はガンジーだったと述懐されています
ガンジーこそ人類史上初のレベルと影響力を持って
非暴力・不服従の言動一致をし
結果大成功を実現された方です
仮に呼ばれているチベット人の元来の居住区を
中国政府から奪還すべく数十年にわたる
非暴力・不服従運動を展開されていて
1989年にはそれが評価され
ノーベル平和賞を受賞されています
人間の本性は戦争するものだ
という見解を持ってる方が世の中の大半を占め
それは世界的にもそのようです
それは間違いである
人間の本性は慈悲であり
その慈悲を教育によって知恵を深めることにより
身に付け実践し他者のために生きるのが
この世に生まれた人間としての使命であると
ダライラマ14世はおっしゃられます
暴力に暴力で持って対する
目には目を歯には歯を
歴史上そして現代世界でも
今日も
そうした図式は多々見られますが
100%そうでなければ解決しないとは
誰が言ったのでしょうか?
「それしかない」と言うあきらめの下
あるいはゾンビのような思考停止の下で
結果暴力を選び続けてきただけの
人類史の選択ミスでしょう
ですが
非暴力によって暴力に打ち勝ってきたのです
弱い者が強いものに勝ったのです
真の愛とはこのことではないでしょうか
Hate the sin, love the sinner.
罪を憎みなさい, 罪人を愛しなさい
Mahatoma Gandhi
中国政府に悪魔呼ばわりされて「私に角が生えてますか?」
と絶妙な返しをされたダライラマ14世
