Jan.6.2018
ただことばの次元でのお話しではありますが,
小生の中では,
ゲーテは実にシンプルで強烈なイメージの人です
あえて,それを一言で言い表すなら,
「太陽」です
そのエネルギー,
その単独感,
その強烈さ,
その根源性…
見れば誰にでも分かることをも
ユニークに表現してしまう個の力
有無を言わせず理解させてしまう説得力
元気がない時に目にすると,
たちまち自分の内奥の何かが動き出し,
何もしないではいられなくなる…
学生時代から,
数しれず精神的に支えてもらったことばの数々…
本日はそうしたゲーテの名言のいくつかを,
他の偉人たちの名言も交え
ご紹介させていただきたいと思います
まずは, 未来の展望について…
Dream no small dreams,
for they have no power
to move the hearts of people.
小さい夢など見るな,
というのも,それらには人々の心を
動かす力がないからだ
夢は大きく見よう!
小さい夢は自分の自己実現になるかもしれないけれど,
それでは人々の心には届かない
同じ夢を見るなら,
何らかしら人々の役に立つものを見るべきだ
それには大きな夢を見るべきだ!
あまりにもストレートなゲーテの未来観が伺えます
このことばから,
スティーブ・ジョブズの名言を連想しました
Do you want to spend the rest of your life
selling sugared water,
or do you want a chance to change the world?
残りの人生を
砂糖水を売ることに費やしたいか,
それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?
ジョブズは学生時代にはすでに,
人類を変える仕事をすると宣言していたそうです
その通り, といいますか,
確実に人類史上に名を残したジョブズも,
まずは大きい夢を見ていたということです
学生の頃よりずっと,
自分の頭から見えないアンテナが伸びていて,
世界中に張り巡らされているイメージを
常に持っていたそうです
インターネットなどを全くない時代から,
未来を予見していたかのようです…
続きまして,これまた単刀直入な一言です
Just trust yourself,
then you will know how to live.
ただ自分自身を信じてみなさい,
そうすれば生きる道が分かるものだ
ピカソもこう述べています
He can who thinks he can,
and he can’t who thinks he can’t.
This is an inexorable, indisputable law.
できると思う人はできる,
できないと思う人はできない
これはゆるぎない,議論の余地のない法則である
自分を信じるためには,
実は自分を知っていないとできません
もしくは前提として
自分を知ろうとする意志が続かなければ,
自分を信じることなどできないはずです
そういう意味で,
自分を知るべく自分を信じる
その姿勢を崩しては何ごとも不可能だ
というメッセージを,
アスリートの心理で言いますと,
勝てるかな?
ではなく
勝った!
と,未来を先取りって決めてしまうくらいの思い
トップアスリートほど口を揃えてそういった
イメージトレーニングをしていたと仰る気がします
思考は自由です
その自由をまず堪能することから始められれば,
後の現実はついてくるはずでしょう
また, 挫折したときの励みとなる
ゲーテのフレーズがあります
Man errs as long as he strives.
人間は努力する限り過ちを犯すものだ
努力しない人は失敗しません
失敗するのは努力をしている証拠です
あまりにも月並みな例ですが,
勉強するときに間違うことを恐れていては
何も進みません
むしろ学びが早い人は勇気を持って,
間違って覚える
という姿勢を堅持します
ピカソもこう言います
Accidents, try to change them
– it’s impossible.
The accidental reveals man.
アクシデントが起きたら,変えようとしてみなさい,
そんなことは不可能だ
アクシデントが人の正体を明らかにするだけだ
さらにガンジーに至っては,このようなことばを…
Freedom is not worth having
if it does not include the freedom to make mistakes.
もし過ちを犯す自由を含まないならば,
そんな自由を持つ価値などない
真の自由とは,過つことをも許す自由だ
化学反応させますと,
失敗する自由を謳歌しながら努力せよ!
となるでしょう
さらにゲーテは,
欠点が個性に欠かせないとさえ言います
Certain defects are necessary
for the existence of individuality.
ある種の欠点は
個性が存在するには必要である
ここで, 再びジョブズの至言を思い出しました
Stay hungry.
Stay foolish.
ハングリーであれ
愚か者であれ
愚直であること
そして,それを貫くことで個性が開花する
それぞれ,人類史に残る偉業を達成したのでしょう
では最後に,
我らが岡本太郎氏にしめていただきましょう
評価されるなんていっさい必要なし!
音が好きならば、
音になっていないといわれようと「音」を出す。
これが前提だな。
前提からして究極に愚直です!
太郎師!
それでは,このへんで
岡本太郎『クリマ』