Lisa Randall
Oct.26.2017
リサ・ランドール博士は
アインシュタインも超えたと言われる
女性物理学者です
27歳で「五次元方程式」を発表し
五次元宇宙の実在性を数式で証明し,
39歳にして,
ハーバード大学の終身在職権(tenure)を与えられ,
次いでプリンストン大学,
マサチューセッツ工科大学(M I T)からも
同権を与えられた,
史上初の女性教授です
また2007年には『タイム誌』の
「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました
なぜアインシュタインを超えた
とまで称されるかといいますと,
アインシュタインが成し遂げられなかった
統一場理論
(宇宙の「力」をすべてまとめて記述する理論)の
架け橋となる理論を構築しつつある
とされているからです
彼女の理論を実証するため, つまり
五次元宇宙の実在を確認するために行われています
日本からも数百億円出資されていて
日本人物理研究者も相当数参加しています
また, 地下約100mに全長約27kmのチューブ中を
ぐるぐる巻きにしているコイルは,
日本の古河電工が
手がけたものです
何が言いたいのかと申しますと,
これほど「日本」が関わっている
人類の価値観を揺さぶる途轍もないテーマと,
リサ・ランドール博士について,
何故日本のマスコミその他では
一部のマニアな方々を除き
一般向けに全く報じないのか, と
疑問に思ったからです
政権交替もありましたが...
ランドール博士は
2007年には来日され,
茂木健一郎さんと東大でディスカッションして
NHKでも特番組んでたくらいだったのに…
YouTubeにもあります
リサ ランドールの 世界
5次元の宇宙 ワープする宇宙 NHK.mp4
(36分4秒なのでよろしければ御覧下さい)
あれから10年も経ったのに・・・
ということで,
少々フラストレーションが溜まってしまっておりまして
お天気も素晴らしいせいか
そのエネルギーが今朝方爆発し始めたので
ここに書くことを決心致しました
ここまでいくともはや
「理系」だの「文系」だのといった区分が
あまりにもちっぽけで小さく些末にしか思えなく
なってしまうくらいの, 超学際的(interdisciplinary)な
価値を持っていると言い得ます
少なくとも小生に取りましては
生涯取りつかれてもいいミーム(文化的遺伝子)です!!
当時翻訳された一般向けの本がこちら(NHK出版)です↓
同じくNHK出版の, 宇宙飛行士若田光一さんとの
対談録が端的に分かり易いです↓
彼女が提案した五次元方程式は
「意味」としてはこうです(同書より)
詳しくは同書等にお任せするとして
ここでは小生なりの見解のみ
ゆるゆるでお伝えさせて頂きたいと思います
1次元は点と線
2次元は平面
3次元は立体
そして4次元はその立体に時間を加えたもの
∴つまり,
私たちの日常生活は3次元ではなく
4次元の世界で行われているということになります
マスコミ等でよく
4次元世界の何々というものがありますが
それは本当は五次元世界とすべきなのです
ランドール博士によると
五次元世界というものを私たちは
見ることも感じることもできません
五感で把握できるのは3次元世界だけです
つまり
五次元世界の研究というのは
私たちの近くを完全に超えている何かが
確実に存在するという
とんでもない研究なわけです
3次元=空間
4次元=時間
ですから,
5次元=超時空間
となります
言い換えますと
私たちが寝ていようが起きていようが
生きていようが死んでいようが
全く関係なく何かが確実に存在し
延々とあり続けているということ,
それを人類の知性が把握しつつある
ということになります
本来こうした事は数式を把握して
当然物理的な知見を深めた上での勉強を
するべきなのかもしれませんが
ランド一ル博士も
数式をほぼ使わず上記の本を書かれていて,
小生はそれによって
この世界にどっぷり誘われた経験上
どうしてもその時の驚きと衝撃をお伝えしたく
こうして記事にさせていただいています
私たちの3次元世界は五次元宇宙の中にあります
ランド一ル博士の説明によると
シャワールーム全体を五次元世界とすると
私たちの3次元世界はシャワールームのカーテンに
張り付いた水滴のようなものだということです
とりあえずのイメージとしては
それぐらい
膨大なというか計り知れない五次元宇宙の中に
私たちの
身体・家・日本・地球・太陽系・銀河系そして
知覚可能な世界すべてが、
それを超える五次元世界によって包み込まれている
と考えてよいようです
考えますと
あのニュートリノも
日常生活からしたらとてつもなく超越した
しかし現実の理論です
私たちの人体はおろかほぼありとあらゆる物質を
自由自在に透過して
無数のニュートリノがたった今も
宇宙中を行き来しているわけですから
同様に
ランドール博士の提唱される五次元宇宙は
どこか, 遠く離れた宇宙の彼方なのではなく,
今, ここでもある訳です!
現代物理学の現在の状況を知ったら
さぞかし共感を得るのかなと
勝手な妄想を繰り広げています
どうしてもこういう話は
なんか難しいとだけで退けてしまいがちですが
かろうじての日常言語レベルでしかありませんが
こうして考えてくると
子どもの「何で?」に答えてくれるような
純粋な学問てなんて面白く美しいんだろう
と改めて痛感させられます
驚きは哲学の始まりである
と
アリストテレスは言いました
常識を破壊しそして新しいものへとしてくれる
それが学問の元来の役目であり
その破壊と再生のプロセスに
驚きを持ち続けていられる以上
これは自分の世界観をどこまでも広げてくれる
つまり,
純粋な学問とは
自分とは何か
他者とは何か
宇宙とは何か
を考える
具体的な手がかりを与えてくるものであり,
何ものにも替えられないかけがえのない
気高い何か
だと
小生は確信してやみません
それでは, このへんで