Oct.21.2017
台風が来てます
毎度のように台風が来るたび思うことは
あのとてつもないエネルギーを人間の利用可能な
エネルギーにできないのかということなのですが
現実日本でもその研究はされてるようです
ただいつ台風が来るかもわからないのに
莫大な費用投資して
その設備を常に維持しておくっていうのは
確かに並大抵のことではないです
エネルギー問題も色々な側面がありますが
考えてみましたら, 地球全体からしたら
球体の表面の薄皮のようなところで我々人類はじめ
全生物は生活しているわけですが
残りの90%以上の部分は,
人類にとっては地中深くで
なのに月面には移住計画があると言うのも
何とも摩訶不思議な話かと
聞いたところによりますと
地球に人類が1番深く掘った穴は10キロちょい
地球の半径は約6,371キロメートルなのに…
ところで, 明日は衆院選挙です
どの政党がうんぬんと事は小生は問題にはしませんが
選挙が来るたびに台風と同じく気になるのは
イマニュエル・カントの次の言葉です
民主政治は専制政体と変わらない。
なぜならば、
民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、
時にはこれに逆らって議決し得る、という
全員ならぬ全員が、
議決し得る執行権を認めるからである。
なかなか今の日本ではNGな発言となるのでしょうか
カントはフランス革命を見てこの発言した
とも言われていますが,
彼は立憲君主制が最も理想的だとしていたようです
その理由として,
道徳的な君主であれば
民衆の暴動が起こるはずがなく
しかもそれが
憲法その他の法律によって
ぱくたそノート保証されているのであれば
安定しないはずはないというものでした
確かに
全員によって1人の意見が抹殺されるという状況は
小学校のホームルームから始まり,
国家レベルに至るまで
日本の社会集団が大小さまざまある中で
通常のことのように思われています
しかし, その全員が知恵がなく根拠のない社会通念
つまりその場だけの常識によって
意見を左右されているようであれば,
たった1人であれ先見の明があるたった1人のある賢者
例えばソクラテスのような人が,
然るべき方向に民衆を率いてくれるなら
社会全体としては利益を得るに違いないありません
ただその「正しい知恵」というものは
全員のコンセンサスを持って決めるのはほぼ不可能で
フランス革命以降, そうしたいと言うよりも
全員の方がよしとするベクトルが
資本主義社会には適していたのでしょう
ですが,
フランス革命は1789年に起こったのですから
それから228年たった今でさえ, 本当の民主主義は
実現されたことがありません
それどころか, 様々な国で結局のところ
民主主義がトップヒエラルキーの人間が
トップダウン的な政治をし民衆から搾取する
という図式はほぼ何ら変わったこともありません
小生は政治経済には非常に疎いのです
なのですが, 敬愛する哲学者カントが
このようなコメントをしていたことが
学生の頃から鮮明に脳裏に焼きついてきており,
ここにきて
具体的な現代日本の状況を目の当たりにし
改めてカントの言わんとすることの一端が
感じられたかなと自分で思っている次第です
デモクラシー
でも, 暮らしが…
今回の衆院選は台風のように大荒れですね
という言葉を今
全国で何人の元気なおじさまたちが
おっしゃってることでしょう
さしずめ, 今は
台風一過の快晴を
心待ちにしています
それでは, このへんで