tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

月に想う : 芭蕉, それから五次元

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                  Oct.6.2017

こんばんは

 

一昨日が中秋の名月で,

ベランダからこのように撮れたのですが

実はこれは十三夜のお月様で,

満月は今日だそうです

旧暦で中秋の名月は決められるとのことで

日本文化の興味深い一側面ですね

 

考えてみれば

お盆やお正月も

グレゴリオ暦に沿ってるんですよね

他国では真似できない素敵な柔軟性だと

心底思います

 

そこで, 芭蕉の一句を

 

          あの中に蒔絵書きたし宿の月

 

蒔絵(まきえ)って, 漆(うるし)で絵を描いてそれを接着剤にして,

金銀箔をつけていくものだそうです

芭蕉俳句全集』(www2.yamanashi-ken.ac.jpより/以下同様)

 

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田毎の月「芭蕉翁絵詞伝」(義仲寺蔵)より

 

 

月に想う

 

独り写真を撮りながら,

ふと先日, 弓道二段の知人が

面白いことを教えてくれたのを思い出しました

曰く, 

アーチェリーと弓道の大きな違いは

アーチェリーの的は細かく点数分けされているけれど

 

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弓道の的は「当たればいい」のだとか

 

 

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この的も調べましたら色々あるそうですが

とりあえず素人目線のたわごとですので

御容赦下さい

 

西洋の数字に対する厳格さとは対照的な 

この弓道の大らかさに感激しました!

月の写真を撮りながら

なんだか的のように見えてきて連想したまでですが

 

的自体に「当たればいい」と言った時の

知人のことばがツボってしまい

ゆるゆると気になってました

 

日本的な大らかさが感じられ

ほっこりしたのです

 

 

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また,

月夜を愛でつつ

「夜空を見上げた時

現在の人類が科学で分かっていることは

4%くらいしかない」

という,

リサ・ランドール博士のことばを思い出しました

リサ・ランドール博士は,

アインシュタインを超えたと言われる

女性の理論物理学者で,  29歳の時に

5次元方程式を提案したこと等で,

若くしてハーバード大学の終身教授 (tenured professor)

になった方です

ノーベル賞どころではない発見

とさえ言われています

 

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現在,

スイスのジュネーブにあるCERN(欧州原子核研究機構)で

5次元の存在を確かめるべく実験が行われていますが

後日このブログでも詳しく御紹介したいと思います

 

夜空の残り96%が,

所謂ダークマターなど,

つまり現代科学をもってしても,

圧倒的に意味不明

なものだということですね・・・

 

こういうことを聞くと

自然現象の崇高さを目の前にして

謙虚にならざるを得ないですが...

 

社会的動物であるが故に

ちっちゃくまとまって

ひとと比較して

無駄なことばかり気にして

生活してるんですね‥

 

ふ―

今夜は雨ですが

雲の向こうでは

ダークマターに埋もれて

お月様が輝いている訳ですね…

 

それでは, また

ごきげんよう!

 

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