Dec.2.2017
インドはゼロの概念の発見を始め，
さまざまな意味で数学の源流と言われます
小生の心の友だったインド人パルメッシュは
全く嫌味のない仕方で，ただただ面白いというだけで
インド人の知恵の一端を上手く小生に教えてくれました
その中の一つがインド式掛け算でした
今回は右手だけで曜日を瞬時に当てる術です
用意するのは右手だけです
まず，右手親指の腹で
人差し指・中指・薬指の
関節で区切られた7つのエリアを押さえる練習をします
次の写真の①→②タップ③→④→⑤→…⑫までです
①でOKサイン, ②③できつねさん, ④で弥勒菩薩…
という感じです
重なるところに注意して下さい
これは何月かを表すのですが，
リズムよく出来るまで何回か繰り返して覚えます
10秒くらいで1巡出来るようになると
この後がスムーズに進められます
次に年度始めの元旦の曜日を確認します
今年2017年は元旦が日曜日でした
すると曜日のエリア分けは次のようになります
これは人差し指の上から下へ行き
次に中指にの上に行って下り
最後が薬指の上なので簡単です
これで準備は整いました
まず，本日2017年12月2日ですと
① 月＝12なので中指下を親指の先で押さえます
② 日= 2 なので押さえている中指下を1として
ずらしていきます
つまり1・2で薬指の先＝土曜日です！
では今月のクリスマスイヴは何曜日？
となりますと，
② 日=24 で24コマずらしてもいいのですが，
24÷7=3余り3ですから，1・2・3とずらして
日曜日！
ポイントは，
余りの数の分を，
押さえているところを1としてずらすだけ
とってもシンプル！
こんな具合です
このやり方で
今年の365日の曜日が瞬時に分かります
ご自身のお誕生日とかで確かめてみてください
でも今年はあと３０日でおしまいですが，
来年は？ 再来年は？
ご安心！これは万年カレンダーです!
来年2018年1月1日は月曜日ですから，
人差し指の上を月曜日に更新すればいいのです
すると，たとえば来年の10月14日ですと
月は人差し指の上，
14÷7=2と割り切れますので
7コマ進めて日曜日です
基本的に365÷7=52余り1ですから
年が変わるごとに元旦の曜日は1日分分進みます
それを念頭に置けばさらに視野が広がります
ただし！
うるう年だけは要注意！
2月29日までと3月1 日からとでは
1日ズレちゃいます!
来たる東京オリンピックの2020年ですと，
元旦は水曜日ですので，人差し指の上が水曜日，
なので，
2020年2月29日は中指の上で土曜日
までは同様に計算できますが，
2020年3月1日を同じく計算しますと
これも中指の上となってしまい土曜日で
重なってしまいますから，この日以降は
人差し指の上の曜日を1日ずらして木曜日
にしてあげれば，大丈夫です！
2020年のハロウィンは10月31日で土曜日，
クリスマスイヴは木曜日です！
一瞬です！
オリンピックイヤー だけ，このように気をつけていけば
みごとに万年カレンダーです！
小生はパルメッシュにこのことを習った時，
感激すると同時に, 思ったままにこう言ってしまいました
It's so interesting, but now,
we've already got PCs and smartphones...
ものすごく面白いけれど, もう今だと,
パソコンとかスマホあるよね...
すると間髪入れずにパルメッシュは, インド訛りで，
What? It’s much faster than you prepare to start them!
えっ？そんなの起動するよりずっと速いよ！
そしてとどめの一撃を！
Don‘t you know the etymology of ‘digital’?
It's Latin ‘digitus’, or ‘finger’!
「デジタル」の語源知ってる？
ラテン語の‘digitus’, つまりは「指」ってことだよ！
その日以来，小生の右手には
今は亡きパルメッシュから伝授されたインド古来のミーム,
真の「デジタル」万年カレンダーが宿っています
それでは, このへんで
