Dec.1.2017
ここ数日自業自得の不摂生が祟り,慢性的に
どうも気だるく,さいなまれておりましたところ,
昨夜知人から巨大なりんごが8個送られて来ました!
An apple a day keeps the doctor away.
一日一個のりんごは医者いらず
話題の社会問題である再配達にも関わらず,
笑顔のヤマトのお兄さんは陽気な天使のようでした…
晩御飯メニューのメインを急遽パスタからりんごに替え
早目に寝て今朝起きましたらば…
シャキーーーン!!!
何日振りでしょう?
半月ぶりくらいにV字回復出来ました👏👏👏
あまりに感激してしまい,りんごの効能について
今更ながらネットサーフィンしてみましたところ,
やはりやはり,さもありなん,
ビタミンB・Cだけでなく,
食物繊維,クエン酸,りんご酸,抗酸化物質も含み
体にいいことだらけのようです!
小学校三年生まで病弱だったので
風邪をしょっちゅうひいていたのですが,
母親がよくすりりんごを食べさせてくれたことを
自然と思い出しました
このお医者さん知らずのことについて
お医者さんが書いておられる記事を見つけ,
思わずウケました↓
ついでにみかんも一個食べて寝たのですが,そういえば,
みかんが黄色くなれば医者は青くなる
とも言います…
かきが赤くなれば医者は青くなる
トマトが赤くなると医者は青くなる
とも…
医食同源,
不摂生はいけませぬ!
A sound mind in a sound body
健全なる精神は健全なる身体に宿る
だよなあ,と,ゆるゆる思って何気なく今度は
このことばを検索してみましたら,なんと,
衝撃の記事がウィキペディアに!↓
「 orandum est, ut sit mens sana in corpore sano 」(ラテン語)
は一般には「健全なる精神は健全なる身体に宿る」(A sound mind in a sound body) と訳され、「身体が健全ならば精神も自ずと健全になる」という意味の慣用句として定着している。しかし、これは本来誤用であり、ユウェナリスの主張とは全く違うものである。
そもそも『風刺詩集』第10編は、幸福を得るため多くの人が神に祈るであろう事柄(富・地位・才能・栄光・長寿・美貌)を一つ一つ挙げ、いずれも身の破滅に繋がるので願い事はするべきではないと戒めている詩である。ユウェナリスはこの詩の中で、もし祈るとすれば「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」(It is to be prayed that the mind be sound in a sound body) と語っており、これが大本の出典である。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」は, 誤用!?
他の同意見の記事がネット上にたくさん見られました
ユウェナリスが元来書いたとされるのは,
It is to be prayed
that the mind be sound in a sound body
健全な身体に健全な精神が宿れば
なあ…
情感たっぷりに訳すとこうなります
なんということでしょう!
かの有名な諺で文科省も大々的に標語としている名言が
誤用だったなんて…
嘆きのなかでこう言ったのだそうです
ではなぜ誤用されたかと言いますと
ナチスドイツがベルリンオリンピックで,
ドイツ人選手に金メダルを取らせるために
審判を大量に買収し,その流れで
捏造したという説が有力だそうです
捏造…
意外と知られていない捏造といえば…
サンスクリット語の仏教経典を唐に持ち帰り,
100人越えのチームで漢訳プロジェクトを指揮した際,
『般若心経』を当時の唐に都合の良いように
捏造して訳したこととか…
世界中の仏教学者の間ではもはや常識ですが,
日本・中国・韓国のお坊さんたちの九割以上は
猛反発されるでしょうけれども,
残念ながら「史実」のようです
つまり,私たちの慣れ親しんでいる
あの古典中の古典であるミーム,
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度…
は,ブッダが語った通りのものではなく
玄奘三蔵の捏造だということは,
仏教学会ではすでに通説化しているのです…
小生も大学院時代,サンスクリット語原典から
いかに三蔵法師が捏造漢訳をしたか,
事細かに分析検証するという
ショッキングな授業を受けました…
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
がナチス由来だったなんて…
小生の脳を利用していたのかと思うと
複雑な心境になりました…
とはいえ,何はともあれ,
兎にも角にも
Health is better than wealth.
健康は富に勝る
のでございます
それでは,このへんで