Nov.7.2017
昨夜 Shinzo&Donald の晩餐会が迎賓館で行われました
小生は実は,
前々からすごく気になっていたことがありました
Donald のワイングラスの持ち方です
あ~あ, Donald!
ワインの温度上がってしまうよ…
間違いなく熱そうな手だし…
それに比べて, Shinzo!
そうそう, ステム(脚)をつまむように持てば
温度変わらないし, 何と言っても品がいいですよね―
小生は全くパーリィピーポーではなく
せいぜい「おウチカフェ」レベルのワイン飲みで
「通」ぶるつもりも毛頭ないのですが,
ある時, 某有名雑誌の特集で, 大々的に
「ワイングラスはこう持ちたまえ」
と題されたコーナーで,
プレート(底)を中指・薬指・小指で支え,
親指と人指し指で脚を挟む画像が載せられていました
こんな感じで…↓
その記事を読んだのが数年前で,
その時以来, 家で独り飲みする時もず~っと,
これが正しいんだと,
「人とちょっと違う」という,
実に姑息でニッチな喜びに日々
浸り続けてきました...昨日まで…
ところが!!
どうも Donald の持ち方は前々から気になってましたし,
確か大好きな映画監督
ウッディ・アレンも自作に出演している時
ステムなしのグラスでがっとつかむようにして
ワイン飲んるなあ...と思い,
ネットで色々調べましたところ,
次のような刮目記事を見つけました
そこに, 衝撃映像が!!↓
ええ~っ!!
Barack が…!!
François まで!!
米仏大統領お2人が, ボール(胴)をしっかりつかんでる!
・・・ということで, 色々勉強させて頂きました結果,
小生の底を持つのも
日本人のほとんどがレストランその他で持っている
ステムをつまむのも, すべて
ソムリエさん等がワインの色と香りをチェックする時の
ティスティングの際の持ち方だそうです...
日本でステム持ちが主流になっているのは, どうも
ソムリエ=御手本というイメージ由来のようです
小生はそこにさらに輪をかけて, 「ソムリエならば」
という条件を読み飛ばして
ブルータス(あっ!)の記事を鵜呑みにしていたようです…
Donald, ごめん!
Shinzo は日本代表だしね…
(この絵, 何か面白いですね)
...では, 何でボール持つの? 温度は?
ボール持つとデリケートなワインがあったまっちゃう...
答えは, 晩餐会等での「相手への気配り」だそうです!
乾杯した時にステム持ちだと, ワインがゆれて,
相手の服にかかってしまうかも知れない…
小生の底持ちだと, さらに遠心力でゆれて
危険度が高まってしまう!
何と自分のことしか考えない持ち方だったんだろ!?
自己陶酔で, 十分「酔」ってるし…!
思いやりだよ, ボール持つのは!
あと,
手で変わるくらいの温度では,
ワインの味は, そこまで変わらない
のだとか!
やっぱ, 常識は疑っちゃおう!
実はこのグラスは
ステムもプレートもない「うすはり」というものです
小生の知る中では, どんなワイングラスよりも薄くて,
過去5個(脚!?)ほど洗う時に破壊してきたのですが,
ワインでは「温度」が気になり
専らビール用で使ってきました
そういえば
たしかあの創業250年の老舗ワイングラスメーカー
「リーデル」さんにも, こういうの, あった気が...
とは言え, もはや我が国流のグラスの持ち方は
変えようがないでしょう
いきなり今日から,
フレンチでもイタリアンでもスパニッシュでも,
日本人全員がボール持ってると異様ですもんね...
お上品でないというか...
ライスもフォークの背中で押し付けて食べる
世界唯一の民族ですし,
加工文化がお家芸,
Shinzo に倣ってれば
きっと「我が国では」大丈夫なのでしょう!
それでは, このへんで
ルノワール『舟遊びをする人々の昼食』
左手前の女性と,
奥の黒シルクハットの男性の手前の女性
に御注目・・・
御二方とも, ボールをつかんでおられるようです…