tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

驚きの記憶術 : 商店街ヴィジュアライズ法

f:id:tsuputon7:20171102132247j:plain 

Las Musas de W.Kandinsky

 

 

               Nov. 2.2017

 

通勤・通学の時に読んでいた本や単語帳の内容が

なぜか, 全く関係のない, その時停車した車窓越しの

駅名の表示と一緒に覚えているとか,

友人と何気なく話した時の内容が

そこのカフェでかかっていたジャズミュージックの

音とともに覚えているとか,

意外なほど「全く関係ないこと」と記憶していることとが

リンクしているという現象は

日常的によくあることです

 

本日はその「全く関係ないこと」と「覚えたいこと」とを

積極的にリンクさせて記憶していく方法のお話を

させていただきます

 

 

f:id:tsuputon7:20171102134231j:plain

W.KandinskyImprovisation 27 (Garden of Love II)

 

 

世の中には古来色々な記憶術がありますが

いろいろ試してきた中で個人的にうまくいって

ご紹介させていただいた生徒さんや知人にも

割とうまくいったと言って頂けたものを

御紹介いたします

 

名付けて 

商店街ヴィジュアライズ法

です

 

やり方は至って単純です

 

ご自分のお住まいになっている地域の

いつも取り掛かる商店街があるかと思いますが,

大体ある程度住んでいると,

どこにどういうお店があるということは

漠然とでも覚えられていると思います

そのお店一件一件の入り口のイメージと

覚えたいことの項目を初めから対応させて

一つ一つそのお店の前に置いていくのです

 

これだけです

 

小生の住む場所の近くの商店街では,

まず入り口にお弁当屋さんがあり,

次に本屋さん, 焼肉屋さん, 居酒屋さん,マッサージ店, 

クリーニング屋さん, 百均のお店, ハンバーガーショップ,

お寿司屋さん,花屋さん, 薬局,

…という並びです

 

仮に今,

何の脈絡もない情報列が次のように10個あって,

どうしても

数と一緒に覚えなくてはならなかったとします 

 

  1. みかん

  2. さんま

  3. 恋

  4. 太陽

  5. harmony

  6. 外国人の子

  7. 素粒子

  8. はてなブログ

  9. バルセロナ

10. ジョブズ

 

これを, 先ほどの「商店街」の各お店の前に

ひとつひとつ心を込めて=ありありとイメージして

呼吸に合わせ, ゆっくり,  

ていねいに置いていきます

 

  1. お弁当屋さんにみかん

  2. 本屋さんにさんま

  3. 焼肉屋さんに恋(!)

  4. 居酒屋さんに太陽

  5. マッサージ店にharmony

  6. クリーニング屋さんに外国人の子

  7. 百均のお店に素粒子

  8. ハンバーガーショップにはてなブログ

  9. お寿司屋さんにバルセロナ

10. 花屋さんにジョブズ

 

1~10 まで行ったら,

一度戻って「置いてあるか」確認します

この反復は必須です

 

こうしたヴィジュアルイメージと情報の連結を

集中力の続く限りやっていきます 

 

f:id:tsuputon7:20171102134830j:plain

 W. Kandinsky : Kleine Welten I (Small Worlds I)

 

 「意味のないこと」と「覚えたいこと」が重なった時,

脳が「えっ?」と驚き, 活性化します

その後

切りのよいまとまりで私たちが反復していくことにより,

短期記憶としてキャッチしていた情報を反復されると,

海馬が「これは普通ではない」と判断し, それらを

側頭葉に送り, 長期記憶として定着するのだそうです

 

この記憶法は, 円周率を何万ケタも覚える人が

実践しているものだそうで,

商店街のお店を100軒とし

100ケタまで行ったら, 次に最初のお店の中に入り,

その中で100箇所ポイントを作って数を「置いて」

いくのだとか

この時点で, 100Ⅹ100=10,000ケタに!

ですから,

お店に1~100番までナンバーリングして

各お店の中のポイントも

1~100番までクリアにしておけば,

「2,574ケタ目は?」とか聞かれても,

瞬時に答えられるそうです…

 

 

f:id:tsuputon7:20171102135359j:plain

 ↑パリのパサージュ(アーケード商店街)

 

ご自分のよく行かれるコンビニエンスストア

イメージされるのもいいかと思います

 

例えば, 小生がよく行くコンビニですと

 

  1. 入って右手にパンの棚

  2. 雑誌の棚が向かい合わせにあり,

  3. その先にはスイーツコーナーと

  4. お惣菜コーナーが向かい合わせで

  5. さらに行くと左手にアイスクリーム

  6. 右手におにぎりやお弁当

  7. 突き当たりに飲み物

  8. 左にUターンすると日用品とか

  9. 氷やアイスコーヒーのカップ

10. もう少し進むとお菓子とレジ

 

です

 

1~10 まで1周したら, 1のパン棚に戻って,

左上から,

 

食パン, クロワッサン, コーンパン,

チーズバン, おかずパン, ソーセージサンド,

チョコレートサンド, 卵サンド, スティックパン,

クリームサンド

 

で10個です

 

f:id:tsuputon7:20171102135926j:plain

 

 

はじめは慣れるまで

やや違和感があるかも知れませんが,

商店街やお店の中がクリアにイメージできて

何回もヴィジュアルトリップ出来れば出来る程,

驚くほど能率と定着率が上がります

 

小生自身, 院生時代に専門でいやがおうでも

覚えなければならなかったことの暗記には,

ゆるゆると大活躍でした!

20年近く経った今でも, 「商店」と共に

ありありと覚えている専門用語もあります!

人物に関する暗記とかですと,

今でもプラトン

そば屋さんでイデアについて徳ざるをすすりながら

ギリシア語でとうとうと

話していた(話させた?)シーンなど,

脚色混じりで覚えています   

f:id:tsuputon7:20171102150757j:plain

 

また, 担当させて頂いてきました受験生や,

大学生, 大学院生, 社会人の方々,さらに

友人で今は医師や弁護士として活躍している友人らに

折にふれて伝えてきましたところ,

習慣づけてもらえた方々には

試験直前等で大いに活用してもらえたとのことでした

 

「未知を既知に接続する」

 という,

学習理論の古典中の古典とも合致性しています

 

小生が敬愛するダライラマ14世の名言

 

   慣れれば難しいことなどない

 

の「慣れ」=「商店街」と,

我田引水的に

見立てております

 

宜しければ,

お気楽にお試し下さい!

 

それでは, このへんで

ごきげんよう

 

f:id:tsuputon7:20171102140311j:plain

ピート・モンドリアン 『赤・青・黃 のコンポジション