tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

「気」に「気」づいた天「気」

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                    Oct.17.2017

 

今日も東京は秋雨前線の影響を受けつつ,

朝からず~っと雨模様のお天気でした

激ポジティヴを自負する小生なのですが,

湿気がここまでだと, どうしても気分が乗りづらく,

やるべきことも後手後手になり, そんな自分に嫌気が差し,

元気になろうと思っても気が滅入って, 結果何をする気も

しなくなる…

昨日から漠然とこういう気分だったのですが,

ようやく今この記事を書く気になってきました

 

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さて, ここで問題です

今, 9行書いたのですが, 

「気」という漢字を, 何回使ったでしょうか?

(答) 9回です!

「お天気」「湿気」「気分」「嫌気」「元気」

「気が滅入って」「する気」「気分」「書く気」

何と「気」に満ちていることでしょう!

実は時々「気」になっていたのですが, 今朝, ふと

この「気」, 1日のうちで一体何回使っているんだろう?

と思ったんです

で,改めて今のようなことをふと「自然」に考え,

書き出してみて, かなり驚きました

 

考え出すと, きりがありません

自分の心と身体関係以外でも,

環境にもこの字は散在している…

あ, 電気とかも!

 

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ちなみにウィキペディアを調べてみましたら,

次のような「定義」が

 

気(き,KI,Qi)とは、中国思想や道教中医学漢方医学)などの用語の一つ。一般的に気は不可視であり、流動的で運動し、作用をおこすとされている。しかし、気は凝固して可視的な物質となり、万物を構成する要素と定義する解釈もある。宇宙生成論や存在論でも論じられた。

 

※この後に非常に詳しく色々書かれてありますので,

御興味おありでしたら御覧になって下さい

気 - Wikipedia

 

英語では aura(オーラ!)です→何か違和感ありますが…

 

ここでは, 難しい話はそちらにお任せして

普段自分は無意識なりにも

どういうイメージで「気」ということばを使っているのか,

考えてみました

 

先程電車に乗りながら考え始めたのですが,

まず乗車した瞬間に「どこに座ろうか?」と「気」をつかい

座ると決めたら左右の人に当たらないよう「気」をつかい

乗りながらも何処で降りるかに「気」をつかい

いつ立ち上がろうかと「気」をつかいます

2駅間しか乗らなかったのに, この「気」のつかいよう!

 

そして, スターバックスに至るのに

エレベータで人に当たらないよう「気」をつかい

空いてる席を見つけるのに「気」をつかい

レジでの店員さんとのやりとりに「気」をつかい

出てきたカフェラテがこぼれないよう「気」をつかいます

 

・・・自分で言うのも何ですが,

ず~っと, 「気」をつかってます!!

ものごとにかなり鈍感な小生でさえ, こうですから

鋭敏な方になると,

この何倍も「気」をつかわれるのでしょう

(ちなみに「つかう」=「使う」と「遣う」どうらもあるので

ひらがなにしました)

 

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スローモーション的に振り返ってみましたが,

あくまでこれは〈小生→周囲〉の「気」の流れで

すれ違う他の人の「気」は「気」にしていません

さっきエレベータのお話しをしましたが

昔, 学生時代ニューヨークに行った時

知人の手配で格安でパレスホテルという

超高層ホテルに泊まれた時,

48Fから下に降りるエレベータに乗ったら

2mはゆうにある黒皮ジャン&デニムの

超マッチョな黒人さんと2人きりになり

無駄に緊張して1 Fに着いたら, その人が一言

低いハスキーヴォイスで

“After you."(お先にどうぞ)

と「気」を使ってくれたのを思い出しました

 

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万物は気である

古代中国思想に始まるこの「気」が時空を超えて

自分に影響を与えているどころか,

「空気」のことまで考えたなら 

自分=気じゃないか

とさえ, 思えてきて,

元「気」になってきました

 

それでは, このへんで

ご「気」げんよう!

 

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セザンヌの静物画は果物に対する「気」づかいに満ちている!