tsuputon's blog

英語の名言をベースに, 哲学から医学・薬学に至る雑学を, ゆるまじめにご紹介していきます

デジタルとアナログのミーム(文化的遺伝子) : ピート・モンドリアン

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PIET MONDORIAN : NEW YORK 

 

                Oct.5.2017 

こんにちは

 

今回は抽象芸術の先駆者とも呼ばれる

ピート・モンドリアン(Piet Mondorian)についての

個人的感想を述べさせて頂きたいと思います

 

この超デジタルなデザイン

赤・黄・青のコンポジション』 ↓が

いつ頃生まれていたかといいますと, 何と

1930年!!

87年前!!

昭和5年です!!

 

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現代芸術に造詣の深い知人が言っていたことですが

ニューヨークにある現代アートの聖地,

ニューヨーク近代美術館(MoMA)に幼くして行った時,

この絵のシリーズが油絵か何かで

近くで見るとでこぼこしているのが

面白かったと言っていました

この絵を見て, アナログ性を感知していた

早熟な知人のその着眼点の方こそ面白いですが...

 

来るべきデジタル時代をまだアナログ中心だった時代に

予見的なミーム(文化的遺伝子→9/21投稿記事御参照下さい)

モンドリアンは利用されていたと言いうるでしょう

 

モンドリアンの作品の多くは

ゴッホピカソの影響のもとに

とりわけキュビズム(立体派)を超える意識で作られた

冷たい抽象絵画と言われるものです

 

抽象絵画にはもう一つの流派がありました

熱い抽象絵画と言われたカンディンスキーです↓

 

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確かに, 熱い!

もうちょっと冷静なのもありますが

 

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個人的には

カンディンスキーがずっと好きだったのですが

モンドリアン好きの知人の美術館での絵画体験を聞き

非常に気になってきたこの頃です

画材なども今から比べるとままならない当時に

黒い線が他の色にはみ出ないように

 

細心の注意を払うなど

本人自身もいろいろな試行錯誤を

繰り返していたようです

 

まるで約1世紀後の世界を予見していたかのような

理知的な洞察力のようなものも感じます

ブロードウェイもこんな風になったらいいなと

いう思いで書いていたようですが

これは, 未完の遺作です

 

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 画面を45度傾けるなどさまざまな試行錯誤の末に

この作品に至ったとのこと

 

シンプルな色合いの中に複雑な構造も絡み合っていて

そのトータルバランスがずっと見ていても

何回見ても飽きない何かを持っているんでしょうね

だからこそ100年近く経った現在でも

人々に愛され続けているのでしょう

こんなふうにまで…

 

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抽象絵画というと,  身近な所では…

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東京の京王井の頭線渋谷駅を

降りて少し歩いた右手にある

メキシコから回収され再現された壁画,

御存知岡本太郎さんの作品です

小生は幼少期からずっと

切っても切れない奇縁のある方です

一般の方々にはこちらがあまりにも知られていますが

 

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この近くに住んでたことがあり, 

思春期のトゲだらけだった頃

よくこの正面の足元(?)に寝っころがって

ニーチェを始めイケない怪しい本を読んでました…

 

あ, モンドリアンさんの日でしたね!

太郎さんとの「奇縁」につきましては

改めまして, 後日に

 

では, 今日はこの辺で

ごきげんよう

 

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